「学校に行きたくない(泣)!」と言う娘に何かしてあげるべきか? ”やってはいけない子育て”本を読んで感じた事

 

 こんにちはkorojnサラリーマン45歳です。

 先日、また、娘(小学一年生)が夜に「学校に行きたくない~」と泣いていました。(まだ夏休み中なのに)

 そのため、なぜ?急に泣くのか?、そんなに学校に行きたくないのか?、そういう年頃なのか、親が過剰に反応しすぎなのか、このまま登校拒否になる?、もっと習い事をさせた方がいいのか、子育てが何か間違っていた?など私自身いろいろ疑問・不安がつのりました。

 なので、何か解決策はないのか、どうすればよいのかと、書店で目についた“やってはいけない子育て”という本を読んでみました。

 なるほど~と思うところがあり、私自身落ち着くことができましたので、紹介したいと思います。

 親として体験や習い事を子供にさせてあげることも大事だけれど、その前に「やってはいけないこと」をやらないだけで十分。あとは見守ること。

 感想:私父親側から娘たち(7歳、5歳)に思うこと(不満)があります。なぜ、言うことを聞かないのか。大声を上げるのか。急にキレるのか、泣き出すのか。無視するのか。この本を読んで「なるほど、そういうこと~」と納得することができました。参考にしてもらえればと思います。(本の説明と感想を述べたいと思います)

 

 子どもをに対して「やってはいけないこと11個」があるようです。目を引いいたところだけ抜粋しています。

①子どもが何かする前にこちらが先走って声をかけてしまう

 朝学校に行く前の親子の会話:親「まだ着替えてないの。早く着替えなさい」子「うるさいなぁ、今から着替えるところ」親「着替えてないから、言ってるの」子「ああ~うるさいな」

 対策は先走ってしまう目的や理由を明確にし声掛けをかえてみる。子どもの「今から着替えるところ」の発言の後に「わかった。今ならまだ間に合うもんね」の発言に変更する。その後、子どもの本気度が伝わってこない場合は、声を荒げないで済むようにどうすればよいのかお子さんと相談してみる。

(感想:わかる、言ってることはわかりますけど、朝バタバタしてるときにできるかな。。。)

②子どもに頻繁に指示や確認を細かくしている

 親「筆箱、宿題はランドセルにいれた?」「他に持っていくものはない?」「自分の部屋に忘れ物はない?」「宿題は必ず忘れないようにね」

 指示や確認が多い時は、相手の行動が信頼できなくなっている時です。相手の反応をみるよりこちらの思いの方が先行している場合に上記のような押し付けのような状態になり危険です。対策は、まずは相手の行動を観察するです。

(私めちゃくちゃ指示ばかりだしてましたね。。。指示を出したことで親の責任は果たしている、実践していない子供が悪いんだと。楽なことをやっていました。反省です。観察できるかな。。。)

 

③子どもが何かやっている最中に、別のことを頼んだり話しかけたりする

 子どもが宿題に取り組んでいる一場面 親「ねえねえ、最近学校はどうなの?」「お友達とはうまくいっているの?」「先生はどんな人?」「なんか甘いものいる?」子(ちょっと今は宿題をやらせてくれないかなぁ) この状態は子供への尊重と配慮が欠けています。さらに親が子どもがどんな状態でも優先的に親の話を優先的に聞いてくれるという思い込みがあります。

 対策は子どもを大人としてみる。子どもが話を聞ける状態にあるかを確認する。サラリーマンなら常識ですよね。職場で同僚や上司に話しかけるときと同じです。上司に対しては「今、お時間宜しいでしょうか?」です。これを我が子にもしましょう。「いま、話しかけてもいい?」など

(なるほどね。これはできそうな気がします)

④子どもに話すときに上から目線の言い方になっている

 親「お父さんの頃の時代はなぁ、こんな贅沢できなかったんだからな。今と比べて昔は我慢してたんだ。目上の人に生意気なことを言ってはダメだったぞ」←これは私も実際に言っていました(反省です。。。)社会人同士の関係で考えると年下の上司、年上の部下も今となっては珍しくありません。年上だから大人だからという過剰な考え方は従わせる側と従う側を生み出してしまう。

 対策は年上も年下も関係なくお互い一人の人間として尊重し合う。話を聞いてもらいたいときは話を聞きたいと思われるような話をする。 

(③と同じですね。大人として対応するですね)

⑦子どもが自分の思うとおりにならないと、イラっとして抑えが利かないほど感情的になってしまう

(私は自分に余裕がないときや疲れている時に子どもがふざけた時に「コラ!五月蝿いから静かにしなさい!!」と声を荒らげてしまいます。なるべく、私がストレスフリーを目指します)

 対策は感情的になるほどのことか確認する。公共の場で感情的になるのは危険信号。感情的になってしまったときは、そのことを子どもに謝る。

 上記の「やってはいけない」子育てを実践するだけで、十分かもしれません。

 

 小学生という時期について、私自身、子供のことを全く知らずに、ここ7年程父親をやってきました。いや、仕事をしていただけで、家庭のことは妻に丸投げ状態でした。父親らしいこともしていませんでしたし、子どものことを詳しく知ろうともしていませんでした。子どもの今の体や精神状態を知ることも重要だと思いました。

①子供の発達段階 下図参照

 

②児童期

 3つに分けると低学年1.2年生、中学年3.4年生、高学年5.6年生に分けれる。

 低学年:幼児性の自己中心性が少し残っている状態。ただ、感覚や運動を司る神経は大人と同じ程度になる。

 中学年:ギャングエイジ大人から離れ子どもだけの集団で行動するようになる時期。内言(頭の内側にある言葉)を使えるようになる。自分を客観的にみることができるようになる。

 高学年:13.14歳の思春期をなぞらえて前思春期とも呼ばれる。身体的な発育よりも頭の中や社会的発達に不安定さが生まれやすい。感情のコントロールが難しくなる年頃である。

③発達段階を考慮したかかわり方

 親として何ができるのか。結論としてはあえて何もしないこと、つまり「今はあえて見守る」「今はそっとしておく」でも、何が起きても知らないというのではなく、何かあればすぐに助ける。。。それまではあえてこちらからは何もしない。というかかわり方も大切です。

 前思春期や思春期は一貫性のものであり、いつまでもずっと続くものではない。いまだけを見るのではなく、少し先を見通しておくと子育てに対する気持ちが楽になるかもしれない。

 

④非認知能力

 認知能力は、読み、書き、計算などの見える学力、IQなどでテストで客観的に数値にできる。(点数にできる)

 非認知能力は、忍耐力、自制心、回復力、コミュニケーション、共感性、協調性など。テストで客観的に数値化できない(点数にできない)

 そして、この非認知能力が伸びることで、認知能力(学力)も高まりやすくなり、さらに、非認知能力が伸びることで、社会での成功につながることが明らかになっている。

 非認知能力は大きく3つに分けることができる。1つ目は「自分と向き合う力」自制心、忍耐力、気持ちを切り替える回復力など。2つ目は「自分を高める力」向上心、自信・自尊感情、楽観性(ポジティブ)。3つ目は「他者とつながる力」コミュニケーション、共感性、社交性、協調性である。

 確かに非認知能力が高いと学校や社会で成功につながるのにも納得できる。ただ、非認知能力も決して良いとは言い切れない。それは非認知能力にもマイナスの面があるからである。「自分と向き合う力」のマイナスの面、周囲から自分の感情が理解されにくい。「自分を高める力」無謀な挑戦をしてしまいリスク判断が苦手。「他者とつながる力」他者との衝突を避けるため自分の主張が少なくなる。

 非認知能力を伸ばす手助けはどうすればいいのか。下図の価値観、自己認識、行動特性にはたらきかけていく必要があります。

 価値観とは私たちの中の深いところにある考え方であり、私たちが「こうありたい、こうなりたい」と意識するベースになるものです。子どもにも同じような価値観を持ち始めています。

 価値観への働きかけとして、私たち(親)自身の価値観をはっきりさせておく必要がある。お子さんへどんなことを大切にしているか、大切にしていきたいのかをたずねてみる。(あまり説教臭くならない程度に)

 自己認識とは自分のことを客観的に見た上で、自分の意識や行動を調整できることです。自己認識がはっきりと出来始める時期は9、10歳にかけてになります。

 自己認識の働きかけとして、こちらから見えているその子の行動について、「ほかの人たちからは、このように映っているんだよ」と教えてあげれば良いそうです。

 行動特性とは、一言でいえば習慣です。習慣とは私たちの中でいつしか身に付いたパターン化されて行動です。

 行動特性の働きかけとして、例えば挨拶をするです。週間になっていれば誰から言われなくても自分から当たり前のように挨拶ができます。こうした行動の週間を身につけていくと、できなかったことが当たり前のようにできるようになります。このような「良い習慣」を我が子が身につけれるように、ほめたり、感謝を通じて働きかけていきましょう。大人の方がよい週間を率先してやってみせるのもいいですね。早寝早起き、綺麗な食事の姿勢など

 

 こんな子育てをやってみたい①見取り、②価値の共有、③体験を経験に変える。の3つがあります。

①子どもの「見取り」ができる子育て

 見取りとは「子どもの褒めるポイント」「注意するポイント」を見つけるところからはじめる、子どもとのかかわり方の専門用語です。(見取りとは、お子さんを見て、お子さんの精神状態を把握できること、なのかなと個人的に思いました)

 見取りをするためのポイントは3つあります。

 ポイント1 見つけるためのレンズをもつ:例えば、お子さんが何か(勉強、習い事、遊び)に取り組んでいる時に、特に結果ではなく「やっている最中」を見取る。お子さんを見ている時に「この子、今粘り強くやれているかな?」と思いながらみてください。すると、集中している、我慢できている、あきらめていない、やる気になっている姿などを見つけやすくなります。

 ポイント2 当たり前を有難いにする:これは、子供がやっていることについて「当たり前」だと思ってしまうことで起こりやすくなってしまいます。例えば「行ってきます」「おはよう」「ごめんなさい」お片づけ、などなどを当たり前にせず、有難たいと感じられる状態にしておくことが大事です。

 ポイント3 捉え方を疑ってみる:子どもが反抗的な言葉を使ったとしても悪い習慣として決め付けるのではなく、そうならざるをえなかった理由や原因を考えてみる。加えて、リフレーミングでマイナスにとらえていたことをプラスに置き換えてみる。引込み思案→よく考えている。融通がきかない→意志が強い。感情的になりやすい→自分の気持ちに素直。落ち着きがない→行動力がある。人まかせにする→あまえじょうず。どうしてもマイナスなフレームでとらえてしまう場合には「××だけど、最後に、でも〇〇だからありだね」などポジティブワードをつけてみる

 以上、3つポイントを意識してお子さんの見取りをやっていきましょう。

 

②価値の共有ができる子育て

 いくら見取ることができたとしても、その見取った内容を子どもへフィードバックすることができなければ親子で価値を共有することができません。 ポイントを以下に2つ述べます

 ポイント1 いまこのタイミングで:つまり、すぐにフィードバックしようということです。もちろん、褒めるときだけでなく、注意するときも同じです。なお、すぐにストップをかけたあとで、どうしてやめてほしかったのかという理由を添えてみたり、注意したらあと腐れなくすぐに通常モードに切り替える。

 ポイント2 あとでナイスなタイミングで:〇〇が終わったあとでお子さんにつたえる。でも、「がんばったね」といっても何をがんばったかつたわりにくいことがあります。それは何をがんばったかが伝わっていないからです、過去のことを漠然と言われているからです。そのため、過去のことをフィードバックするときにはその内容をできるだけ具体的にすることが大事です。

(これはハイレベルな技術ですね。相当、お子さんと向き合っていないと出来ないのではと思いました。。。これは妻にお願いしたいと思います。)

 また、子どもと価値を共有するには、子どもが私たちを価値を共有したいと思っているかが重要です。知らず知らずの間に自分が「価値を共有したくない人」になっていないか確認しておきましょう。

(最近、娘たちにパパ嫌い~、ママは好き~、とよく言われます。。。危機感を感じています。)

 

③体験を経験に変える

 体験とは、何かをやったことそのものを指します。サッカーをやった。魚釣りをした。ピアノを弾いた。計算問題を解いた。この体験から何かを気づかされたり、何かを感じたりしたらそれが経験です。つまり、体験を自分の中に落とし込んだものが経験です。経験を踏まえて、さらに今後に生かしていきたいことや気を付けいたいことを明らかにできれば、それは「学び」です。

(体験→経験→学び)の例

 「今日、サッカーをした」→「今日、サッカーをしてめっちゃ楽しかった」→「今日のサッカーめっちゃ楽しかったのは、途中でミスがなかったからだと思う」→さらにもう一歩いくと「明日からサッカーするときには、できるだけミスをしないように気を付けよう。みんなにも言っておこう」と振り返りができるようになるといい。そしてこれを習慣化できれば理想的です。

 振り返りを習慣化させるポイントを2つ以下に述べます。

 ポイント1 意識のスイッチをオンにしてあげる:お子さんと相談しながら、いろいろな非認知能力のスイッチ(我慢スイッチ、やる気スイッチ、友達に優しくなるスイッチなど)をつくって朝などに「今日一日は〇〇でやっていこうね」と設定し夕方に振り返ってみる。

 ポイント2 ときにはクローズドクエッション:子どもが感情的になってしまった場合やこちらが状況がわからないときに便利。「どうしたの?」だと答えにくくても「友達とケンカしたの?」であればイエスかノーで答えられます。ちなみに、このようなやりとりから、自分の感情をだんだんと外側の言葉(外言)にできるようにしていけば、内言も豊かに育ち、自分の感情のコントロールへとつながります。

最後にやってみたい子育てを進めるうえでのポイント3つ

 前向きにあきらめる:思いが強すぎると「この子はまだできる」「この子はきっとできる」と期待が大きくなってしまうリスクがあります。そのため、お互い別々の人間なんだから「言ううことを聞いてくれないのが当たり前」「分かり合えないことだって当たり前」と前向きにあきらめてみる。

 ロールモデルになってみよう:子は親の背中を見て育つものです。親としてロールモデルになるのか(お手本の存在となるのか)、反面教師になるのか。いずれにしても「大人が変われば子どもも変わる」ということです。

 弱さを積極的にみせる:私たち(親)の子どもの頃の失敗談を話せる範囲でこどもに話してみる。親の自慢話や武勇伝より案外お子さんに届くかもしれません。

 

 

 結構当たり前のことが書いてあったと思います。でも、客観的に自分を見直してみると「やってはいけないこと」のいくつかは、やってしまっていたなぁと反省です。また、やってはいけない子育てをやっていなければ、基本的にあとはお子さんが自ら育つことに委ねてしまってもよいかもしれませんね。さらにたくさんのお金をかけてスペシャルな「プラスα」の子育てをやらなければという幻想からご自身を解放してあげれます。あきらめて、遠くから見守ることも大事なんだなと実感です。

(娘が夜「学校に行きたくない」と言って泣いていることに対して、即効の解決策を見つけることはできませんでしたが、その時だけで対応するのではなく、娘との日々の生活や会話の中でコミュニケーションをとり、この本に書いてあることを実践していきたいと思います。そうすることで、娘の自己肯定感が高まり、もしくは学校が楽しいものと思える日がくる。嫌な事でも感情を表に出さずに我慢することができる(過剰な我慢はよくないと思いますが)娘が夜泣くことが無くなるのではと思います。

 まずは、私(父親)自身が娘に価値を共有したい人になれるよう成長したいと思います。

 

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