潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)になってみてわかる大変さ、そして伝いたいこと

 こんばんはkorojonです。現在43歳、実は4年前の39歳のときに潰瘍性大腸炎になりました。

 当時は激務で睡眠不足、24時過ぎ帰宅と徹夜を繰り返していました。ストレスMAX状態。そんなときに症状が出ました。一日5~6回トイレに何度も駆け込むことになったんです。下痢です。それも食べたらすぐに出るんです。お尻が痛くてトイレが嫌でした。最初はノロウイルスと思っていましたが、数日たっても症状がおさまらない(ノロだと大人は1日で収まるらしい)ので、病院に行き、点滴、薬をもらいました。それでもおさまらないので、別の病院で検査してみました。

 レントゲンなどしてもらいましたが、医者からは「わかりません。紹介状を出すので総合病院に行ってください」とのこと。

 私(何で?、医者なのにわからないの?、そもそも、さっきのレントゲンとかの検査は何?意味あるの?)と心の中で思いながらも、その紹介状をもらい、総合病院で再度検査してもらうことになりました。(どうやら、医者といっても、そのお医者さんにも専門分野があるようで、自分の専門分野以外は知らないことが多いようです。)

 総合病院では大腸検査を行い、検査結果から「潰瘍性大腸炎」であることがわかりました。

 私:「? なんですかそれ」

 症状として、大腸の表面がただれること。ひどいときは出血しています。大腸は水分を吸収して便を固形にしますが、大腸が何かの原因で炎症し、水分を吸収しないので、便が水分のまま出てしまう。食べたら、すぐに下痢として出てしまうのがそのためです。そして、日常生活に支障をきたします。そりゃそうですよね、食べたらすぐにトイレ行かないといけないんですよ。そして、その症状を放置しているとそこからガンになるリスクが高まるとのことです。(大腸がんです)

 総合病院の先生お医者さん曰く、まれに、学会なので、潰瘍性大腸炎が完治したなどの事例がカウントされているが、それは、そもそも、普通の腸炎だった可能性があるとのこと。つまり、潰瘍性大腸炎は現在の医療では治らない病気らしい(一生付き合っていかなければならない)。

 それを聞いた私(….マジ!、、、えっ、、、どうしよう、、、)深刻な顔になっていたみたいです、お医者さんからはすぐに「現在は軽度なので、そんなに深刻になるほどではありません。」ちょっと、ホッとすると同時に今後どうすればいいのか聞いてみました。原因はんですか、などなど。

 症状には、悪化した時期、寛解期(症状が落ち着いた状態)があり、寛解期をどれだけ長くするのか、悪化したときにどれだけ、早く症状を抑え、寛解期に持っていくかが大事とのこと。そのためには原因を知る必要があります。

 原因1:食生活 日本人の食生活が欧米化してきているの原因のひとつと考えられている。お医者さんからは具体的な食べ物名は言いませんでしたが、私個人的にはファーストフード、ドーナツ、ポテトなどかなと思います。

 原因2:ストレス 昔に比べて仕事が大変になっている、携帯電話、スマホですぐにつながる時代、上司や客先ともすぐに連絡がとれてしまう。いろいろなハラスメント、終身雇用制の崩壊、人生100年時代、少子高齢化、日本の経済低迷30年間、経済格差、夫婦間、親戚付き合い、親の介護、子どもの教育などなど

 原因3:遺伝 祖父母、両親も潰瘍性大腸炎になったことがあり、遺伝により受けついでいる

 原因4:上記の原因1~3以外の「その他」

 そして、これら原因1~4の単体、もしくは複数が複合的に絡み合って、潰瘍性大腸炎になったことが考えられるとのこと

 今後の対策として、私が実施していること(心がけていること)

 原因1の対策として、(私は)なるべくファーストフードは食べない。特にポテトは食べないようにしています。家族は〇クドナルドが好きなので公に否定はしませんが、私は食べないようにしています。あと日本食を食べることを心がけています。ご飯は白米より雑穀米、味噌汁を食べます。揚げ物を控えています。ご飯はよく噛んで食べています。腹八分目を意識しています

 原因2の対策として、サラリーマンをやっている以上、パワハラは当り前で、どうしようもありません。なので、会社にいる時間をどれだけ短くできるかを考えて行動しています。土日出勤しない。残業しないです。(無理ですけど、あくまで、目標です。はやく帰ろうとする心がけだけでも大事だと思います)睡眠時間を確保する。理想は8時間、出来れば7時間と考えています。

 原因3,4の対策はわかりません。

 

 私個人の意見は、知り得た情報として欧米人に多かったのが、最近日本人にも多くなったというので、原因1の食生活が大きい思います。昭和の頃は魚ばかり食べていた記憶があります。朝はご飯と味噌汁でした。それが、今は、ほとんど、朝はパンです。食生活を直すべきだと思います。ドーナツ、ケーキ、菓子パン、ばかり食べていたな~。。。

 また、症状の重症化でいうと、肛門付近が軽度、その後S字の大腸、そして大腸全体が炎症。私の場合、肛門付近までであることと炎症は軽度といわれています。(でも、大腸検査のカメラ写真を見たとき、出血していました。本当に軽度?と思っていました)ただ、薬を飲んで二日後には症状はおさまり、その後は安定したのでホッとしています。症状が再発を繰り返す場合やひどい時には、大腸を取り除くこともあるそうです。つまり、大腸が無くなるので、小腸と肛門をつなぐそうです。(・・・。)

 私の場合、薬はリアルダ1200(飲み薬)一日2錠、ペンタサ坐剤1g(坐薬)を使用しています。坐薬は症状が出たときにすぐに抑えるために使用します(常備5つくらいをもつようにしています)坐薬結構効いていいです。この薬が効かなくなると(症状がおさまらない場合)さらに強い薬を使用するとのことですが、現在はそこまで至っていません。できる限り寛解期を長く持続できるよう心がけています。

 潰瘍性大腸炎(特定疾患になるそうです)になり、これまで4年間、症状が再発することがありました。その時の再発した理由として、①仕事過多によるストレス、②食事(牛乳はNGであることがわかりました。揚げ物が怪しい、大食い、早食いしたとき、冷たい飲み物を一気飲み、大量飲みしたとき、三食菓子パンだったとき)③睡眠不足(6時間未満)④急激な運動による疲労、⑤寒暖差による薄着で腹を冷やしてしまったとき これらのときにかなりの確率で、症状が再発しています。

 また、お金の面では、薬が結構高いんです。一日2錠ペンタサを飲まないといけないため3ヶ月に一度、薬をもらいに行きます(問診もあります)。3ヶ月分で12000円~13000円です。私的には大きい負担です。月に4000円の負担 お医者さんからは、「薬を飲まなくなる患者さんもいます。つまり、その後、病院に来なくなんです。それはそれでいいんですが、数ヵ月後に症状が悪化して、救急車で運ばれてきたりします。やはり、飲み続けたほうがいいと私は思います。ガンのリスクも抑えられますし」とのこと。(コワイことを言うな、このお医者さんはと思いながら、ビビって通い続けています)それもあってか、症状はそんなに大きくは悪化していません。

 ちなみに、私、症状が出ていたとき、血便気味だったんですよ。当初、痔だな~って思っていましたが、大腸から出血していたことが後でわかりました。色は真っ赤です。出血先が肛門から近いので真っ赤なんです。これが胃や十二指腸からの出血だと血がかたまり真っ黒になるそうです。なので、トイレで用をたしたときは、なるべく便の色を見るようにしてます。例えば、なんで今日は黒いんだ!って思っても食べたものを思い出し、そっか、チョコレート食べたからな~っと、何を食べて便がどうなったかを知るようにしています。(体重も意識しています)

 さらに、自分の状態を回りの人にも知ってもらう。家族(妻、両親、兄弟)には私の病名を伝えています。そして、会社の上司や同僚にも伝えています。そうすることで、食事をするときにYES/Noの意思表示をすることができます。特に会社では飲み会などがありますが、その時に今は体調がよくないので遠慮しますとハッキリ断ることができます(最近はコロナで飲み会は減っています)妻や娘達がハンバーガーとポテトを食べていても、私は平然と隣でうどんを食べています。無理して合わせなくていいので楽です。

 まとめ

 潰瘍性大腸炎はストレス、食生活が問題でなってしまう可能性がある。一度その症状になってしまうと完治することはない(現在のところ治療薬、治療方法が見つかっていない)ただ、軽度であれば、自分の体の状況を把握しうまく付き合っていけば、そんなに悲観するこはない。

 お医者さんから言われた話の中で、

「患者さんには、元総理の安倍さん、プロ野球選手もいます。いろんな人がなっています。ただ、寛解期を維持することで日常は何ら問題なくいつもどおりの生活をおくることができます」とのこと、また、「ある患者さんは、小学校にあがるまえの女の子で潰瘍性大腸炎になってしまいました。その時に母親は泣かれました「私がいけなかったの」しつけで怒ったことがストレスになったのか、与えていた食事に問題があったのか、そしてこれから、思春期になる子が、坐薬などをする辛さながある。」とを教えてくれました。当時の私は39歳、既に人生を折り返している年齢です。そう考えると私はまだ、楽な方だったかもしれません。そして、この潰瘍性大腸炎を知ったことで、周りや、娘たちに、私のようになって欲しくないという思いが出てきました。

 今後、食生活、睡眠時間、ストレスフリーを意識した生活をしていくべきだと、伝えていきたいです。

カテゴリー: 40歳過ぎサラリーマンがやるべきこと パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)